私を忘れないで – ヒスイカズラの物語

沖縄 東南植物楽園で見られる神秘的な花 – ヒスイカズラ(翡翠葛)とは、フィリピン諸島に自生するマメ科のつる性植物です。ルソン島の標高100メートルから1000メートルの渓谷沿いにのみ自生するといわれています。

ヒスイカズラとは

ヒスイカズラは、英語ではジェイドバイン(jade vine)と呼ばれており、ジェイドは「翡翠」という意味です。翡翠とは元々、川辺に生息するカワセミのことで、カワセミの羽根のように美しい緑色をした石を総称して「翡翠玉」と呼んでいたのが、いつのまにか玉が取れて、翡翠と呼ぶようになったという経緯があります。

ヒスイカズラの長さは20mにも達し、5cm程の花は、オウムの嘴(くちばし)に似ていて、美しい翡翠色をしています。

最近までは、露地では開花しないと思われていたことや、苗が入手しにくかったことによって普及しませんでしたが、徐々に栽培が増えているようです。

花粉を運ぶのはコウモリ。蜜を吸いに来たコウモリの身体に花粉がつき、コウモリが他の花に花粉を運っぶことによって受精します。開花は数日で終わり、花はぼとぼとと落ちます。

ヒスイカズラの花言葉

ヒスイカズラは、4月の誕生花。

花言葉は、「私を忘れないで」

数日で散ってしまう儚さや、その神秘的な色合いからも感じられるどことなく不思議な雰囲気。私自身も、その魅力の虜になったうちのひとりです。

参照:神秘の花ヒスイカズラが日本各地で開花中!植物園をリストアップしました、の巻

ヒスイカズラが見られる場所

ヒスイカズラの開花時期は3月〜5月。日本で見られる場所は限られていて、以下の植物園などで見られるようです。

都内でヒスイカズラが見られる場所

新宿御苑

夢の島熱帯植物園

都立神代植物公園

板橋区立熱帯環境植物館

その他ヒスイカズラが見られる場所

新潟県立植物園(新潟県)

茨城県植物園(茨城県)

筑波実験植物園(茨城県)

草津市立水生植物公園みずの森(滋賀県)

三陽メディアフラワーミュージアム・千葉市花の美術館(千葉県)

神奈川県立相模原公園グリーンハウス(神奈川県)

小田原フラワーガーデン(神奈川県)

熱川バナナワニ園(静岡県)

咲くやこの花館(大阪府)

兵庫県立淡路夢舞台温室・奇跡の星の植物館(兵庫県)

宇治市植物公園(京都府)

ときわミュージアム世界を旅する植物館(山口県)

沖縄海洋博公園熱帯ドリームセンター(沖縄県)

東南植物楽園(沖縄県)

絶滅危惧種ヒスイカズラ

ヒスイカズラは、自生地のフィリピンでは森林の伐採によってどんどん数が減っており、IUCN(国際自然保護連合)のレッドリストで絶滅危惧種に指定されています。

花言葉「私を忘れないで」ー この美しく神秘的な花が咲き誇る空間を、この先も守っていきたいものですね。

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